鈴の文箱

日々の雑感(覚書)、本のこと(ネタバレあり)

ハーレクイン

拾われた1ペニーの花嫁

あけましておめでとうございます。 昨年、隙間時間にチョコチョコ読んでいたロマンス小説。下書きしたまま忘れていた(笑)。 レビューの評判が良かったので、選んだのがこれ。 ハーレクインのMirabooks『拾われた1ペニーの花嫁』(カーラ・ケリー著 佐野晶…

涙はあなたの肩で

久しぶりにハーレクイン、ベティ・ニールズの作品を読む。 『涙はあなたの肩で』(有沢瞳子訳) 原作は『The Dughter of the Manor』。直訳すれば「荘園の娘」という平凡なタイトルだが、邦題は原題スルーでロマンチックでキャッチーというお約束。 ベティ・…

愛のいけにえ

移動時間に完読できた一冊。 『愛のいけにえ』アン・ハンプソン 著(平 敦子 訳) ハーレクインは文庫も出している。新書サイズ(下)より文庫版(上)の表紙の方が持ち歩くのには小っ恥ずかしさはないかもしれない(笑)とはいえ、どちらにしてもハーレクイ…

億万長者の献身

久しぶりにハーレクインを読む。しかも「ディザイア」(笑) 『億万長者の献身』キャサリン・ガーベラ著(北岡みなみ訳) いただきものの一冊(モニター)。 原作は『Bound By A Child』。直訳すると「子供に束縛される」、「子供による制約」とか、子供がキ…

甘美な至上命令

ブログにあげようと思いつつ、読了してからずいぶん経ってしまいました。 『甘美な至上命令』 キャシー・ウィリアムズ著 ツイッターのbot系でこの作品から引用された台詞がおもしろそうだったので選んだものの、作品の中で使われる台詞とは印象が異なるもの…

儚い愛人契約

ハーレクイン・ロマンス 初めて読む作家の作品です。 『儚い愛人契約』キャロル・マリネッリ 原題は『Bound by the sultan baby』。だいたい内容が想像できるタイトルですね。 (以下ネタバレ) ヒロインは24歳のイタリア人のガブリエル、通称ガビ(「カビ…

秘書は秘密の恋人

ハーレクインの独身富豪クラブシリーズの第2弾 『秘書は秘密の恋人』画:藤木和子 原作:ミランダ・リー 「独身クラブ」のメンバー、一人目は『億万長者の冷たい誘惑』 のセルジオ。今回は二人目となるアレックスとなります。 セルジオとジェレミーとで創業…

Christmas Stories 2017 愛が輝く聖夜

ハロウィンが終わってクリスマス商戦。ハーレクインも然り。 クリスマス・シーズンをベースにしたロマンス4作品をまとめた一冊。毎年季刊で出ていたらしく、今年初めて読んでみました。こういった特集ものは読んだことのない作家と出会えるのも楽しみです。…

億万長者の調教術

久しぶりにハーレクイン・ネタです。 『億万長者の調教術』画:藤木和子 原作:イヴォンヌ・リンゼイ 前回も「億万長者の〜」というタイトルだったような...(笑)。 (以下ネタバレ) リチャードの会社が主催するポロ大会で、彼は馬の調教師のキャサリンと…

億万長者の冷たい誘惑

藤田和子さんが描くハーレクインのキャラクターが好きで、今回新刊が出たというので原作より先にこちらから読みました。 『億万長者の冷たい誘惑』 原作:ミランダ・リー (以下ネタバレ) 主人公ベラはミュージカル女優として成功しているものの人生に行き…

冬のウェディング

ベティ・ニールズ9冊目読了。マーケットプレイスで買いまくった手持ちのベティ作品では最後の一冊となりました。 『冬のウェディング』原題は『Winter Wedding』 これもベディ作品のパターンがあります。ヒーローはオランダ人の医者レニエ・ユレス・ロメイ…

忘れがたき面影

ベティ・ニールズ8冊目読了。 『忘れがたき面影』 原題は『A Christmas Wish』。映画でも小説でもそうですが、原題と邦題が全く異なると、読む前に想像する内容が異なることがよくあります。今回の「忘れがたき面影」は、主人公には過去に忘れられない恋人…

愛は深く静かに

ベティ・ニールズ7冊目読了。 『愛は深く静かに』 原題は「The Quiet Professor」 「寡黙な教授」というタイトルの通り、今回のヒーロー、オランダ人のヤケ・ファン・ベルフェルトの職業は病理学部の教授で、医師でもあり、そして母国オランダでは男爵とい…

聖夜に祈りを

読み終えてからかなりの日数が経ってしまいましたが、ベティ・ニールズ6冊目読了。 『聖夜に祈りを』 原題は『Always and Forever』。「いつも変わらず永遠に」というタイトルだけでハッピーエンドを予感させてくれます。 いつものネタバレですが、まとまり…

コテージに咲いたばら

年末に読み終えたベティ・ニールズ5冊目。 『コテージに咲いたばら』 原題は『An Innocent Bride』「純真無垢な花嫁」というのは少しベタに思えます。ストーリーでは、コテージに植えられたバラが主人公二人の演出に一役買っているので、この邦題もありだと…

リトル・ムーンライト

ベティ・ニールズの作品、4冊目 『リトル・ムーンライト』、原題も『A Little Moonlight』 ヒロインのサリーナはタイピストとして働いていますが、何かと手間のかかる母親と二人暮らし。臨時の派遣先でマルク医師のもとで働くことになります。このマルク医…

小さな愛の願い

サクサク読めているベティー・ニールズの作品。 続いて読んだのは『小さな愛の願い』。なんだか昭和のアイドル歌手が歌いそうなタイトルですが、原題は『Only by chance』。直訳すると「ただの偶然」とか「偶然なだけ」って感じですかね。 ストーリーはシン…

とっておきのキス

前回読んだ『シンデレラを探して』をきっかけに、ベティ・ニールズのロマンス小説を読もうとマケプレで数冊購入。遅読の私がサクッと読了できたところをみると、私はハーレクイン好きなのかもしれません(笑) 今回は『とっておきのキス』、原題は『A Kiss f…

シンデレラを探して

部屋の整理をしていたら、いくつかの洋書の中にハーレクインがありました。 カナダでのハーレクイン体験は過去記事に書きましたが、後日談というか、図書館や本屋で立ち読んだハーレクインが情熱的すぎてドン引きだったことを、下宿先のお母さん(ホストマザ…