鈴の本箱

本のこと、あれこれ(覚書)

人文・教育

キレる私をやめたい

キレやすい人を見たとき、若い時はただドン引きするだけでしたが、年齢を重ねるにつれて、私もいずれこうなっちゃうのかな…と思うようになり、現在に至っては身近なことに感じます。 つい最近、キッチンのシンクに向かって小鉢を力いっぱい投げつけて粉々に…

他人を支配したがる人たち

どんな場所でもやっかいな人はいるものですが、つい最近まで、近所の年配女性(以下、Aさん)にかなり悩まされました。なんとか対策はないだろうかと、手にとったのがこの一冊。 『他人を支配したがる人たち』ジョージ・サイモン著 秋山勝訳 原題は『In shee…

わたしは猫の病院のお医者さん

猫のストーリーを読んだせいなのか、飼ってもいないのに「猫」がマイ・ブームとなっています。 「かわいい〜」とか「癒されるぅ〜」と引き寄せ本に目が行きがちですが、一方で猫の野生的な一面といいましょうか、生態や行動についてはあまり知りません。「猫…

ほっとする禅語70

お盆生まれの宿命といいましょうか、今年も誕生日のロウソクの代わりに仏壇のロウソクを灯す日がやってきました。お線香の香りに包まれて誕生日を祝ってもらっていたわけですが、年を重ねるにつれ、悟りを開きたくなるのか、今年は禅語の本を読みました。 『…

100分de名著(人生の意味の心理学)

今さらではありますが、2月のEテレ「100分de名著」でアドラーの『人生の意味の心理学 What Life Should Mean to You』をなんとなく見ていました。 第3回目だったか、対人関係について岸見一郎氏が解説していました。承認欲求や共同体感覚など、興味深い内…

類語国語辞典

以前から欲しかった類語辞典。最近では書店であまり見かけなくなってしまいました。入学シーズンのこの季節「辞書を読む」プロジェクトを知り、そのブックフェア開催店の地元の書店に出かけました。 角川の類語国語辞典は実物をまだ見たことがなく、フェアの…

毒親の棄て方

最近、親子関係の事件が多い気がします。書店に行くと家族問題を取り上げた書籍が平積みしてありますし、昨日もこの下書きを書いているときに、ネットで40代の娘が80代の実母を杖で暴行し死亡させたニュースがありました。こうした高齢の母親の場合「介護疲…

読書について

光文社古典新訳文庫のショーペンハウアー著『読書について』読了。この作品は岩波と光文社で出版されていますが、新訳というので光文社を選びました。 「自分の頭で考える」、「著述と文体について」、「読書について」と三部構成。 ここでは「読書について…

こころの旅

自分の二十代を振り返ると、やたらと悩んでばかりいて、自分のキャパが小さいためか、熟考を重ねる余裕もなく、まるで即効薬を求めるように、手当たり次第、本を読み漁っていました。 当時、紀子様の愛読書ということで話題になっていた神谷美恵子『こころの…

合唱曲

先日の三連休に行われたNコンことNHK合唱コンクール。毎年欠かさず見ている母親に付き合って、高校生の部を見ました。 毎年、テーマをもとに、小、中、高校の課題曲が発表されますが、私が特に注目しているのは高校生の課題曲です。現在活躍中の詩人のみなら…

小さなうたがい

ACジャパンのCMで流れた『こだまでしょうか』で金子みすゞの作品が注目されてからか、かわいい絵本や装丁が施された作品集や詩集が書店に並ぶようになりました。 ときどき、詩の一節だけが一人歩きしているときがあります。 『わたしと小鳥と鈴』 わたしが両…

芥川賞の謎を解く

『文藝春秋』の「芥川賞発表と受賞作全文掲載号」には、候補作の選評が載っています。選考委員たちの文学論がその選評を通して垣間見れて、作品より先に読んでしまいます。 その選評を全て読み込み、賞の裏側を描いた一冊。 『芥川賞の謎を解く』 『芥川賞』…

穴埋め

地元の書店には、夏休みの課題図書がまだ平積みされています。 私が小学校の時は課題図書の読書感想文は全員提出だったので、夏休み初日には多くの生徒が近所の本屋に行き、狭い店内には課題図書を抱えた子供たちがレジの前に列を作ったものでした。 今から…

知性とは何か

本日、なんとか読了。 『知性とは何か』 反知性主義に流されないための具体的な提言が幅広い分野にわたっている一冊です。おそらく、本書の半分も私の頭で理解できていないかもしれませんが、覚書として書き綴っていこうと思います。 著者は現在の日本に蔓延…

食う寝る坐る永平寺修行

最近、ハマっているテレビ番組の「ぶっちゃけ寺」。僧侶たちが、タレントに突っ込まれながらも、わかりやすくお寺の歴史やお墓や法要について話をされるのを楽しんで見ています。 母方の実家は曾祖父まで小さいお寺を営んでいましたが、祖父の代になって、私…

読書の技法

先日出かけた「東京国際ブックフェア」のセミナー・イベントで、読書推進セミナー、佐藤優氏の「『知』の読書術 公開ライブ」に参加しました。 講演では『読書の技法』の内容にも触れ、本の選び方や書店員の活用など参考になる話もありました。 私は最初のペ…

さよなら、お母さん:墓守娘が決断する時

手元にありながら、テーマが重いのでなかなか読めずにいた本。今日は午後から時間がとれたので、一気に読むことができました。 『さよなら、お母さん:墓守娘が決断する時』 真っ赤な装丁にド〜ンっとインパクトのあるタイトルです。 本書では、あるストーリ…

娘の結婚運は父親で決まる

家族関係に焦点を当てた書籍が目立つようになりました。家族を「病」とした視点で書かれた本もあって、こんなに世の中は「病」んでるのかと思うと気が滅入りそうになります。 『娘の結婚運は父親で決まる』は父親と娘の関係に焦点をあてたもので、著者の調査…

カーネギーの名言集

アマゾンで「名言集」と検索すると数多くの商品がヒットされます。アニメや漫画のキャラクターたちも偉人に劣らず名言を残してくれる時代です。最近の名言集のタイトルを見ると、「心に響く」、「人生を変える」、「成功へ導く」とか、「愛の奇跡がおきる」…

般ニャ心経

最近、本屋さんにいくと、悟りや癒しの本が増えてきている気がします。それは私がそれらを必要としているから目がいくのか、それともキャッチーなコピーの帯やPOP広告に釣られているのか定かではありませんが、その中には宗教的な本も含まれていて「般若心経…