今年最初の投稿。 お正月明けの1月8日。ネットで日産自動車前会長のカルロス・ゴーンの記者会見を観た。「観た」というのも、記者会見というよりゴーン劇場だった。4,5か国語で質疑応答に応える姿はまさに「グローバル」の経営者にみえるが、今は逃亡者…
Amazon Primeの彫像のようなサムネイルに思わずクリック 『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』 (以下ネタバレ) バレエダンサー、セルゲイ・ポルーニンのドキュメンタリー。 ウクライナ出身、19歳でイギリスのロイヤル・バレエ団のプリンシ…
久しぶりの投稿。ブックオフで同じタイトルが8冊並んでいて目をひいた。「へぇ、多くの人が読んでるけど、辛くて手放したのかなぁ」と思いながら手にした一冊。 この本についてなかなか考えがまとまらないのは、自分の中のもやもやが整理つかないせいである…
『スノーマン』の著者、レイモンド・ブリッグズが両親の人生を描いた一冊。 『エセルとアーネスト ふたりの物語』 漫画っぽい構成になっているので、読みやすかった。 (以下、ネタバレ) 1928年から1971年のロンドンで過ごした二人の出会い、結婚、そして晩…
明日は敬老の日、その四日後にはお彼岸に入る、そんな「老いと死」を連想させるウィーク。GYAOでひまつぶしに何か映画でもと選んだ作品が、予想外にとてもよかった。2013年の作品なので見た人も多いかもしれない。 『STILL LIFE』(邦題:おみおくりの作法)…
誕生日にはいつも本を買おうと決めている。お盆生まれなので、仏教系の本が目に付く。キラキラ言葉のタイトルが多い中、ストレートなタイトルと赤く編集された頑固そうな僧侶の表紙につい手が伸びてしまった一冊。 『食えなんだら食うな』 関 大徹著 70年代…
久しぶりにハーレクイン、ベティ・ニールズの作品を読む。 『涙はあなたの肩で』(有沢瞳子訳) 原作は『The Dughter of the Manor』。直訳すれば「荘園の娘」という平凡なタイトルだが、邦題は原題スルーでロマンチックでキャッチーというお約束。 ベティ・…
英国メイドについてちょっとばかりの知識を得て、ジェイン・エアの世界へ。 舞台はミスター・ロチェスターの屋敷のあるソーンフィールド。(以下ネタバレ) ジェイン・エア(上) (岩波文庫) 作者: シャーロット・ブロンテ,河島弘美 出版社/メーカー: 岩波書店…
ご無沙汰だった『ジェイン・エア』。舞台はソーンフィールドへ。 ジェイン・エア(上) (岩波文庫) 作者: シャーロット・ブロンテ,河島弘美 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2013/09/19 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ロチェスター家の使用人…
久しぶりの投稿。先週、歯医者さんに向かう途中で立ち寄った書店で、店頭に並んでいた一冊。立ち読んだ後も、ずっとジャケットの猫が頭の中に残っていた。絵本は買っても読み返す頻度が低いので買うのをためらっていたが、一週間たってもこのイラストが頭を…
米国ドラマ『クリミナル・マインド』をシーズン11まで1か月近くかけて見まくった。 この作品を見て気になったのは、情報分析官のペネロープの活躍である。メンバーたちの行動分析と地元警察の情報によって犯人を絞り込んでいく過程はお見事といえる。が、一…
Gyaoでシーズン途中から見始めた『クリミナル・マインド』。一話完結とはいえ、過去のエピソードが絡むとやはり最初からちゃんと見たくなり、アマゾン・プライムでシーズン1からどっぷりはまっている。 このドラマのテーマは行動分析。FBIの行動分析課(BAU…
「本を読むのが苦行ですーーー」の帯にひかれて購入した一冊。 『理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント』鎌田浩毅著 読書術なる書籍はいくつか読んだが、本書はとてもわかりやすく読みやすい構成で、目次から読みたいところだけ拾い読…
師走に入り、ベランダに放置していたサボテンが、朝晩の冷え込みで元気をなくしているかと思いきや、昨日の20℃近い気温や紫外線たっぷりのまぶしい日差しで浮かれているのか、蕾を膨らませて開花の気配....。 「サボテンは音楽を聞かせるといい」というのを…
移動時間に完読できた一冊。 『愛のいけにえ』アン・ハンプソン 著(平 敦子 訳) ハーレクインは文庫も出している。新書サイズ(下)より文庫版(上)の表紙の方が持ち歩くのには小っ恥ずかしさはないかもしれない(笑)とはいえ、どちらにしてもハーレクイ…
毎月の通院の中で、一度だけ、試しに血液検査前にバナナ1本食べて、朝の処方薬を飲んでみたら、カリウム値が異常値を示す結果となり、皮膚科の担当医と腎臓の専門医まで現れて心電図をとることになってしまった。その他にも、内科の先生からステロイドは血…
免疫疾患で服用中のステロイド。副作用は覚悟していたものの結構キツイ。ムーンフェイスをはじめ、耳鳴り、発汗、食欲亢進、筋痛、etc...。 ステロイドの副作用についてブログやスレッドをのぞいては、同じ辛さをそこで共有できるのは同病相哀れむではないが…
ドラフト中の記事を放置したまま1か月以上。先月は一つもアップせずに十月ももう半ば。 今日こそ下書きの記事をアップしようとPCを立ち上げ、クリックした先は「はてなブログ」ではなく「見逃し配信」(笑)。 新ドラマがラインナップする中、「食べて忘れ…
久しぶりにハーレクインを読む。しかも「ディザイア」(笑) 『億万長者の献身』キャサリン・ガーベラ著(北岡みなみ訳) いただきものの一冊(モニター)。 原作は『Bound By A Child』。直訳すると「子供に束縛される」、「子供による制約」とか、子供がキ…
子供のころ住んでいた団地は一階で、雨が降るとジメジメして嫌だった。それ以来、住むなら少しでも高いところと思うようになり、現在は四階。それでも今年は高温多湿の日が続き、湿度計の数字を見るたび、湿気を呼ぶ紙類にカビやキノコが生えてくるんじゃな…
アルフィーシリーズ第4弾 『通い猫アルフィーと海辺の町』レイチェル・ウェルズ著 (以下ネタバレ) 読み終わってから一カ月以上経過。ブログを書くモチベーションが上がらないのは、暑さのせいなのか、歳のせいなのか(笑)。 さて、成熟したアルフィーと…
以前、山川出版社の『政治・経済用語集』のブログ記事を書いてから3年近く経ちました。新聞やニュースでわからない言葉を調べるのに今も役立っている一冊です。 オープンキャンパスの案内が大きく新聞紙面を占め、入試情報もチラホラ目にする機会が増えまし…
このところ、書店で本を買っては読みかじってばかりで読了できず、『ジェーン・エア』については、いよいよソーンフィールド邸が舞台になったのに、本筋より背景や設定が気になって横道に逸れたまま。どれもブログにあげるまでには至らない状態なので、今回…
ジェイン・エア(上) (岩波文庫) 作者: シャーロット・ブロンテ,河島弘美 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2013/09/19 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ヘレンと永遠の別れをしたジェイン。ローウッドに蔓延していたチフスは次第に終息に向かっ…
以前、「運と縁」の中で「私は医者と縁がない」というエピソードを書きましたが、その後日談ができてしまいました(笑) 皮膚科でのこと。1月半ばに、3軒目のクリニックへいき、血液検査の結果「自己免疫疾患」と診断され、ステロイド治療を始めました...…
『ジェイン・エア』が続きましたので、ちょっと一休み。 新潮新書のツイートで知った一冊。 『「毒親」の正体 ――精神科医の診察室から 』 水島広子 著 精神科医の精神医学的事情という視点から書かれた「毒親」についてです。 「はじめに」で、お願いが書か…
ジェイン・エア(上) (岩波文庫) 作者: シャーロット・ブロンテ,河島弘美 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2013/09/19 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ローウッドでの生活も悪くはないと思えるようになったころには、春が近づき、身を切るよう…
ジェイン・エア(上) (岩波文庫) 作者: シャーロット・ブロンテ,河島弘美 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2013/09/19 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ブロックルハースト氏の命令で椅子の上に立たされていたジェイン。夕方5時の鐘がなり、生…
ジェイン・エア(上) (岩波文庫) 作者: シャーロット・ブロンテ,河島弘美 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2013/09/19 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る さて、このローウッド養育院はブロックルハースト家によって再建されたもので、リード家で…
ジェイン・エア(上) (岩波文庫) 作者: シャーロット・ブロンテ,河島弘美 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2013/09/19 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ゲイツヘッドを出て、一人乗合馬車に揺られたジェインは、長旅の末、ローウッド養育院に到…