最近、本屋さんにいくと、悟りや癒しの本が増えてきている気がします。それは私がそれらを必要としているから目がいくのか、それともキャッチーなコピーの帯やPOP広告に釣られているのか定かではありませんが、その中には宗教的な本も含まれていて「般若心経」は代表格といえるでしょう。以前、気まぐれに「般若心経」を写経してみましたが、その内容を理解して書いたかというと全くわかっておりません。ありがたい内容が書かれているんだろうな...と思いながら月日が流れてしまいました。
さて、ある日曜日。朝刊の書評で紹介されていた『般ニャ心経』。タイトルの「ニャ」と丸顔のネコの表紙に心がほっこり。
さっそく本屋さんに行って、パラパラとページをめくると、見開き左ページを飾るネコたちの癒し光線にやられちゃいました。ダジャレたタイトルではありますが、薬師寺執事長の監修による般若心経の語句をわかりやすい言葉で解説しています。
それでもやっぱりネコたちの表情や姿は、文字を用いらずに教えを授ける力があるように思えます。もしかしたら「不立文字」とはこういうことなのかも...。