鈴の文箱

日々の雑感(覚書)、本のこと(ネタバレあり)

タイムリミット

 先日書いた記事「キャラメルを食べながら小説を読もう」で読みかけだった浅井リョウ著『タイムリミット』を読了しました。

 読了。つまり、私はこの暑さの中、森永のココナッツミルクキャラメルを二箱も買ってしまったということです。夏のキャラメルは抵抗があったものの、スーパーのお菓子コーナーに寄ったのがいけなかったのか、並べてあるトップ面に著者の名前と2/全3話の文字が...。続きが読みたくなってしまい、一気に二箱をショッピングカートに投入してしまいました。

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 さて、作品は高校生の主人公が友人、太一の勉強を見るところから始まります。一粒のキャラメルを食べ終わるまでの時間。それは曖昧なタイムリミットととして使われています。多感な高校生の心情を、ささやかな日常の中で語られるショートストーリーでした。

 そして私は一粒のキャラメルを食べながら全3話読み終えたわけです。残りのキャラメルはこの暑さでは溶けそうなので、冷凍庫に入れておこうっと。