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鈴の本箱

本のこと、あれこれ(覚書)

はいからさんが通る

児童書

 漫画本・コミックにハマりだしたのは小学校三年生頃だったと思います。お姉さんがいるクラスメートたちは、お姉さんの漫画本を読んでその話を得意げに話しているのを聞いているうちに、「マーガレット」「フレンド」「りぼん」「なかよし」の言葉がインプットされ、私も書店で手に取るようになりました。限られたお小遣いの中で欲しいコミック全て買うのは無理でしたが、当時、団地に住んでいたので、幼なじみやクラスメートが近距離にいる環境は雑誌の「貸し借り」するにはとても便利でした。

 私は月刊は『りぼん』、週刊は『フレンド』、隣の棟に住んでいたY子ちゃんは月間は『なかよし』、週刊は『マーガレット』を買っていたので、お互いに「貸し借り」していました。そしてそれぞれ気に入った作品が単行本になれば、それはそれで「貸し借りっこ」です。そして作品について、どのキャラクターが好きとか嫌いとか、おませな子が加わればちょっとした恋愛論を語ったりして、少女漫画のキラキラな世界に見事にはまっていました。

 さて、漫画本からすっかり遠ざかっていた私ですが、近年、懐かしい漫画が文庫化されていたのを見てからは、当時ハマっていた作品のシーンがフラッシュバックするようになりました。そして先日、ついにアマゾン・マーケットプレイスで買ってしまいました。

 その一つが大和和紀の『はいからさんが通る

はいからさんが通る 全4巻完結 (文庫版)(講談社漫画文庫) [マーケットプレイス コミックセット]

 大正時代の設定で、軍人の父やフィアンセ、公家屋敷の時代錯誤の年長者、歌舞伎の女形の幼なじみなどキャラクターが豊富。

 この時代、ちょうど祖母や大叔母が主人公・紅緒と同じくらいの年齢だったので、祖母が女学生のころはこんな感じだったのかと重ねることができたのも、この作品に親しみを持てた要因かもしれません。

 この作品はところどころギャグが入っているんですが、これがまた昭和のギャクで、当時のCMだった「バルサンのお邪魔虫」とか『ガキでか』の「死刑!」のポーズとか...。「ナウい」なんて言葉は今ではもう死語ですよね。時代を感じさせます。

  映画化されたときは、ちょっとショックでしたね。私の中に描いていた紅緒や少尉、蘭丸が砕けそうになるので、実は映画は見ていません。

 大和和紀の作品で学生時代お世話になったのが『あさきゆめみし』。古文が苦手だった私は『源氏物語』の内容だけでも把握しておきたくて必死に読みました。これも今ではきれいに文庫化されていました。

あさきゆめみし 美麗ケース入り 全7巻文庫セット

 懐かしい漫画が復活してくれるのは嬉しいですね。