ご無沙汰だった『ジェイン・エア』。舞台はソーンフィールドへ。
ロチェスター家の使用人たちの役割は様々。執事やメイドの定義を「ご主人様♡にゃんにゃん♡」的なメイドカフェレベルではよろしくないので、ここでちょっとお勉強。
イギリスの映画やドラマではメイドたちの活躍が目立つ。『ダウントン・アビー』をはじめ、ポアロやホームズにもメイドたちはよく登場する。
参考にしたのはWikipediaと『図説 英国メイドの日常 新装版 (ふくろうの本/世界の文化)』(村上リコ著)。
Wikipediaにはヴィクトリア朝時代のメイドの種類(名称)が紹介されている。
『英国メイドの日常』はメイドたちの住環境、仕事をはじめるきっかけ、仕事内容、奥様や同僚たちの関係、制服、職業病、キャリアアップ、お財布事情、休みの過ごし方、恋人など資料や元メイドたちの証言などにより、当時の様子がうかがえる。
写真やイラストだけでも楽しい一冊。
この「ふくろうの本/世界の文化」シリーズはメイドの他にも英国貴族についての関連本がいくつかある。イギリス文学作品の舞台やキャラクターたちの理解に役立ちそう。
図説 英国貴族の城館: カントリー・ハウスのすべて (ふくろうの本)
- 作者: 田中亮三,増田彰久
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2017/04/27
- メディア: 単行本
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図説 英国社交界ガイド:エチケット・ブックに見る19世紀英国レディの生活 (ふくろうの本)
- 作者: 村上リコ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2017/01/26
- メディア: 単行本
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