鈴の文箱

日々の雑感(覚書)、本のこと(ネタバレあり)

英国メイドの日常

 ご無沙汰だった『ジェイン・エア』。舞台はソーンフィールドへ。

ジェイン・エア(上) (岩波文庫)
 

  ロチェスター家の使用人たちの役割は様々。執事やメイドの定義を「ご主人様♡にゃんにゃん♡」的なメイドカフェレベルではよろしくないので、ここでちょっとお勉強。

 イギリスの映画やドラマではメイドたちの活躍が目立つ。『ダウントン・アビー』をはじめ、ポアロやホームズにもメイドたちはよく登場する。

ダウントン・アビー シーズン1 バリューパック [DVD]

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 参考にしたのはWikipedia図説 英国メイドの日常 新装版 (ふくろうの本/世界の文化)村上リコ著)。

 Wikipediaにはヴィクトリア朝時代のメイドの種類(名称)が紹介されている

 『英国メイドの日常』メイドたちの住環境、仕事をはじめるきっかけ、仕事内容、奥様や同僚たちの関係、制服、職業病、キャリアアップ、お財布事情、休みの過ごし方、恋人など資料や元メイドたちの証言などにより、当時の様子がうかがえる。

図説 英国メイドの日常 新装版 (ふくろうの本/世界の文化) 

 写真やイラストだけでも楽しい一冊。

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 この「ふくろうの本/世界の文化」シリーズはメイドの他にも英国貴族についての関連本がいくつかある。イギリス文学作品の舞台やキャラクターたちの理解に役立ちそう。

図説 英国貴族の令嬢 (ふくろうの本)
 

 

 

図説 英国レディの世界 (ふくろうの本)

図説 英国レディの世界 (ふくろうの本)