鈴の文箱

日々の雑感(覚書)、本のこと(ネタバレあり)

こまねこ

 寝る前にユーチューブで猫の動画を見るのがここ数カ月間の日課となっていたが、たまにはアマゾン・プライムで猫関連の作品でも見ようかと軽い気持ちでみたら、どっぷりはまって本まで買ってしまった。

 『こまねこ えほん』 (ごうだ つねお著)

こまねこえほん

 

 プライムで観た作品は二作品。

 一つは『こま撮りえいが こまねこ

こま撮りえいが こまねこ


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 「こま撮り」の発案から衣装、美術、撮影までこまちゃんが行う『はじめのいっぽ』。ボタンがとれたときの絶叫、そしてボタンが見つからなかったガッカリ感....そんなところも共感できる(笑)自分で作ったぬいぐるみ「ももいろちゃん」と「はいいろくん」を大切に扱うこまちゃんがとても愛おしい。

 

もう一つは、『こまねこのクリスマス ー迷子になったプレゼントー』

こま撮りえいが こまねこのクリスマス ~迷子になったプレゼント~ [DVD]


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 こちらはちょっと切ないストーリー。主人公のこまねこはおじいさんと暮らしていて、屋根裏が彼女の部屋。両親は健在だが離れたところにいる。おじいさんも暖かく見守るスタンスを貫いていて、親と離れているさびしい気持ちを主人公が持っているという設定も、すごく恵まれてますぅ、かわいいですぅ、リッチですぅというような主人公より、ずっと親しみが持てる。機械いじりが好きなラジボーくんも魅力的。

 主人公の素朴な小さな家には温かみのある雰囲気がただよって、ノスタルジーを感じる。妙な派手さがないのもいい。

 この作品はセリフはない。「にゃにゃにゃ」と猫語を語るだけだが、動きと表情だけで十分に伝わる。「ひとコマ、ひとコマ、愛をこめて」のサブタイトル通り、丁寧に作られている。一つのシーンに膨大な時間とエネルギーが費やされているのだ。セリフに頼らなくても作品のメッセージは届く。

 コマ撮り人形アニメの他に、二次元アニメの小作品なども含まれていて、どちらも楽しめる。プライムで観られる限り、見続けたいと思うほどハマった(笑)

 

追記:「マナー広告」も「にゃにゃにゃ」


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