鈴の文箱

日々の雑感(覚書)、本のこと(ネタバレあり)

まさかのパン

 前回、菓子パン好きを語り、満足できる新商品になかなか出会えないことを嘆いたが、ここ最近、パンを食べたあとの母のお腹の調子がよろしくない。

 毎朝、食パン(&フルーツジャムor ピーナツバター)と紅茶またはコーヒー、そしてヨーグルトという内容で何十年も食べていたが、去年あたりにヨーグルトを食べるとお腹が緩くなるのでヤクルトに切り替え、コーヒーも紅茶へ完全に切り替えた。

ジャムトーストのイラスト

 一昨日、母は外来診察で検査があったので、空腹状態で出かけ、検査後に朝食用に持参したおにぎりを食べた。その日はパンは一口も食べず、夜は天ぷらを食べたが、お腹は大丈夫だった。

 昨日、トーストに母の好きなピーナツバターを薄~く塗り、紅茶というシンプルな朝食を食べたがお腹が緩んだ。そういえば、先週も、アンパンを食べたら緩くなって粗相したことを思い出した。

 もしかして、パンが原因?

 親友のGoogleに相談すると、いくつかの消化器系外科医のコメントが出てきた。それらによればパンに含まれるグルテンと塩分が消化がよくないらしい。

 料理をするときの塩分を気を付けているのに、パンに含まれる塩分はそんなに気にしていなかった。菓子パンになれば糖質もさら増える。そもそも母のみならず、私も健康体とは言えないのに、のんきにあーだこーだとパンを語っている場合か?と自分を戒めた。

 パン食に警鐘を鳴らしている本がいろいろ出ているが、今までたいして気に留めてこなかったが、侮れないかもしれない。

 

 

 

 

 まさか、パンに殺されるとは…。

 それなら、最近見かける米粉パンならとよいのか?いくつか買ったことはあるが、小麦粉に米粉を混ぜた程度の米粉パンしか見たことがない。小麦粉がある限りグルテン攻撃を防ぐことはできない。100%米粉パンがあったとしても、それならご飯を食べたほうがいい。

 そういえば、難病を治療を始めたばかりのときに、ステロイド40mgの副作用で逆流性の胃腸炎でずいぶん苦しんだ。朝食のコーヒーをはじめ、パンも逆流した。一方で、食欲亢進の副作用もあって、やたら食べたい。

 ある日、病院の帰りにお蕎麦屋さんに入った。暖かいそばを頼むつもりが、なぜかカレーライスを頼んでしまった。消化悪いかもと思ったが空腹だったし、処方薬の胃薬もあるからいいやと思って食べた。お腹いっぱいになり店を出て、家に着くまで、逆流するか心配したがまったく問題なかった。

 そばやうどんを選ばなかったのが幸いしたのか、ご飯を選んだことで、グルテンを免れたということだろう。

 あれだけパン・ラブだったのに、日常食からはずすことが好ましいことが明らかになった。

 さっそく、今日からご飯食に切り替えた。母はごはんの方が食が進んでいるようだ。正直、手間が増えるが、そんなことを言ってられない。食パンがまだ残っているが、それはおやつとしてこっそり一人で食べよう。