鈴の本箱

本のこと(ネタバレあり)、日々の雑感(覚書)

11日間のななこ

 私の財布は、お札の数よりポイントカードの数で膨らんでいる。この膨らみはうれしいものではない。

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 店頭で支払いを行うたびに「いらっしゃいませ」並みの常套句になっている「ポイントカードはお持ちですか?」。

 ポイントがたまるとこんなにお得!という目先の欲につられて、つい作ってしまうが、特売のたびに複数の店を渡り歩く私には、ポイントカードの加算は微々たるもの。ポイント還元までたまらないうちに期限がすぎたり、なかには閉店してしまった店もあるので、この際、ポイントカードを整理することにした。

 メインはスーパー系。まずダイエーのTポイント、Tポイント還元できるほどたまらないし、使えるとしても個人的には欲しいものが見当たらない。次に、中堅スーパーの会員カード。10年以上このカードを利用、500円の買い物券を過去2回受け取っている。200円で1ポイントというのもいまいち、そして最近は他のスーパーの特売のほうがこの店より安いのでこちらの利用金額も少なくなり、よってポイントも少なく、結果的に3回目の500円の買い物券をもらえるのはずっと先、おそらく忘れたころだろう。そして忘れてしまったポイントはやがて失効するのだ。

 最後はセブン&アイ・ホールディングスnanacoカード。実は最近作ったばかり。というのも、ガス料金のポイントがたまっていたので、他のポイントに移行できる知らせを受けた。サイトを確認したら、アマゾンはなく、クオカードも考えたがポイント還元が割高。紹介されていたポイントカードには犬やタヌキのカードもあったが、選んだのはnanaco。ヨーカドーやセブン・イレブンが近くにあり、加盟店には近くのドラッグ・ストアを含まれていたのが選んだ理由。これは便利と思いきや、使ってみると意外と面倒だった。

 まず「センターお預かり分」。ポイント移行やキャンペーンでもらったポイントや加盟店でのポイントはここにホールドされる。使うときはセブン銀行のATMやコンビニのカウンターで反映させなければいけない。ポイントの期限は2年というのも、うっかりタイプの私にはむかない。かといって、数ポイントの反映にATMやコンビニのカウンターへ行くのも面倒。

 「センターお預かり」されずにカードに直接ポイントが落とされるのは、セブン&アイ・ホールディングスの直営店。毎日セブン・イレブンに立ち寄るようなOLでもないし、セブン・プレミアムのヘビーユーザーでもないので、直営店への利用も月に数えるほど。ネットショップのオムニ7もアマゾンで在庫切れの書籍がオムニ7で見つけたときぐらいしか利用しないし、それを店舗受け取りでnanacoカードで払っても直接ポイントになってなかった。カードに落とされたポイントを使うときは電子マネーに切り替えなければならず、それは専用機(セブン銀行のATMではできない)、もしくは直営店のレジやサービスカウンターで「ポイントを電子マネーにしてください」というのも面倒。

 そして、こうしてnanacoカードを利用するたびに、ポイントのことをいちいち考えている自分がおろかに思えてしまった。万単位の買い物などほとんどないのに、与えられる数ポイントをチェックするためにスマホやPCで確認するのも、ポイントに振り回されている感がある。さらに、いくつかの暗証番号すら記憶にとどめておくのがやっとなのに、nanacoのログイン入力のときの16桁と7桁の番号は記憶する気もないが、老眼鏡かけてカードの裏のその番号をチェックするのも面倒。

 セブン・イレブンには必ず立ち寄るとか、スーパーはセブン&アイ・ホールディングス系しか行かない人には便利かもしれないが、私のように「行きつけ」を作らないタイプはポイントカードは向かないかもしれない。

 カードを作ってから11日目の今日、「nanacoカードは私にとって便利なのか、否か」を自身に問いかけてみた。答えは「ノー」。よって、本日退会し、残り19円とポイント1はセブン&アイ・ホールディングスへのささやかな寄付として消滅(チーン)。

 さよなら、ななこ。