鈴の文箱

日々の雑感(覚書)、本のこと(ネタバレあり)

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

火花

遅まきながら、又吉直樹著『火花』(文藝春秋9月号)をやっと読了。 普段からお笑い番組を見ないので、芸人とかタレントとかの違いもよくわかっていない私にはこの作品は新鮮なテーマでした。「笑わせる」ことだけを追求していく芸人の苦悩や葛藤が徳永によ…

文化講座

先日、明治大学の公開文化講座『文学と読書の現在 第一線からのまなざし』に参加しました。こういった大学の文化講座は初めてです。 講座は二部構成になっていて、第一部「文学とジャーナリズムの間」前文藝春秋社社長の平尾隆弘氏による講演でした。 この講…

読書について

光文社古典新訳文庫のショーペンハウアー著『読書について』読了。この作品は岩波と光文社で出版されていますが、新訳というので光文社を選びました。 「自分の頭で考える」、「著述と文体について」、「読書について」と三部構成。 ここでは「読書について…

こころの旅

自分の二十代を振り返ると、やたらと悩んでばかりいて、自分のキャパが小さいためか、熟考を重ねる余裕もなく、まるで即効薬を求めるように、手当たり次第、本を読み漁っていました。 当時、紀子様の愛読書ということで話題になっていた神谷美恵子『こころの…

合唱曲

先日の三連休に行われたNコンことNHK合唱コンクール。毎年欠かさず見ている母親に付き合って、高校生の部を見ました。 毎年、テーマをもとに、小、中、高校の課題曲が発表されますが、私が特に注目しているのは高校生の課題曲です。現在活躍中の詩人のみなら…

魔女からの手紙

10月に入る前から、気の早いお店にはハロウィン商品が並んでいます。日本のかぼちゃは緑色の皮のものが主流ですが、最近ではオレンジのかぼちゃをあちこちで見かけることが多くなりました。街路樹の木々が街を色づかせる前に、かぼちゃのオレンジが広がりそ…

論理思考力をきたえる「読む技術」

積ん読本の一冊、本日読了。 『論理思考力をきたえる「読む技術」』 今年初めに大学生の甥っ子と食事したときに、たまたまセンター試験日が近かった流れから現代文の長文読解問題の話をしたことが、この本を買うきっかけとなりました。 書店にある赤本などの…