鈴の文箱

日々の雑感(覚書)、本のこと(ネタバレあり)

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

一日江戸人

NHKで放送されていた『コメディーお江戸でござる』。ご贔屓の女性演歌歌手目当てに母がよく見ていた番組でした。私は私で、勤め先からまっすぐ帰宅するとちょうど番組が始まるというタイミングだったので、夕食をとりながらなんとなく見ていました。 番組の…

誰も聞いていない(月刊『図書』第797号より)

今日はお天気がいいので、部屋の整理をしていたら、岩波書店の月刊誌『図書』7月号が出てきました。 図書フェアでもらったもので、読みかけだったことを思い出しながら、パラパラめくっていると、高村薫氏の『作家的覚書』のエッセイが掲載されていました。…

カナリア

シルバーウィークと名付けられた連休が始まりましたが、敬老の日にちなんで、母が好きな童謡を収めた復刻版CDをプレゼントしました。 『復刻 懐かしの童謡歌手たち 川田正子・孝子』 昭和初期の香りプンプンのモノラルなサウンドで、古いレコードを回したと…

自分のついた嘘を真実だと思い込む人

日曜日の朝刊で、広告欄に朝日新書の新刊の紹介がありました。 あなたの身の回りには、まるで「息をするように嘘をつく人」はいないだろうか。しかも自分がついた嘘なのに、「真実」だと思いこみ、いつのまにか被害者面。本書ではその精神構造を読み解き、被…

沖で待つ

『芥川賞の謎を解く』の巻末にある過去の候補者と受賞者の一覧が見ながら、女性の受賞作品はまだどれも読んだことがないことに気がつきました。アマゾンで芥川賞作品を検索しながら選んだのがこの一冊。 絲山秋子の『沖で待つ』。 『勤労会社の日』、『みな…