鈴の文箱

日々の雑感(覚書)、本のこと(ネタバレあり)

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

さよなら、お母さん:墓守娘が決断する時

手元にありながら、テーマが重いのでなかなか読めずにいた本。今日は午後から時間がとれたので、一気に読むことができました。 『さよなら、お母さん:墓守娘が決断する時』 真っ赤な装丁にド〜ンっとインパクトのあるタイトルです。 本書では、あるストーリ…

人間の関係

もうすぐ7月。来週は「東京国際ブックフェア」が開催されます。 2008年7月に行われた「東京国際ブックフェア」で、五木寛之氏の講演を聴きました。講演のお題はこの本のタイトル『人間の関係』。 作家の講演会はこれが初めてでしたが、とてもいい講演でした…

塾経営成功への軌跡―フランチャイズで急成長する「明光義塾」の秘密 完全個別指導で塾ビジネスをリードする!

今朝、ゴミ出しの帰りにのぞいたポストに入っていた「個別指導の明光義塾」のDM。なんかゴロゴロするものが入っていると思ったら、オリジナルのシャープペンシルと消しゴムのセット。しかもクォリティは結構高め(メーカーは不明)。 隣町に新規オープンする…

キャラメルを食べながら小説を読もう

巷で話題のココナッツ。 私は「ココナッツLOVE」とはいきませんが、結構好きと言えます。ココナッツサブレとかココナッツをまぶしたドーナツとか、なんとなく選んでいるのがココナッツ味です。 今日、スーパーで見つけた森永製菓の「ココナッツミルクキャラ…

競争しない競争戦略

春に東京ビッグサイトで行われた「ホビーショー」に出かけたとき、手工芸関連のメーカーがいくつも出展していました。プラモデルの「TAMIYA」、ボンドの「コニシ」、カッターの「オルファ」などなど、馴染みのある製品の企業も多く見られました。企業名は知…

赤毛のアン

モンゴメリの『赤毛のアン』。夏休み文庫フェアではレギュラー・メンバーとも言える一冊です。 数ある楽しいエピソードの中の一つが「虚栄の果て(Vanity and Vaxation of Spirit )」。 赤毛にコンプレックスを持つアンが、マリラの留守中、イタリア人の行…

火の粉

初めて雫井脩介の作品を読みました。 書店で平置きされていて人気の一冊となっていて、本書の内容紹介を見ておもしろそうだったので購入。電車の中で読み始めましたが、帰宅してからも先が気になって、その後一気に読んでしまいました。 アマゾンのレビュー…

ジェーン・エア

シャーロット・ブロンテの『ジェーン・エア』。1847年に刊行ですから、150年以上も読まれている作品です。 この作品は舞台、ドラマ、映画でも数多く演じられていますが、ヒロインのジェーン役を演じる女優さんは美しい方たちばかり。原作では、ジェーンは美…

オールカラー版 世界の童話

生まれて初めて読んだ本、つまり読み聞かせではなく自らページをめくって読んだ本は何かと聞かれたら、小学館の『オールカラー版 世界の童話』全30巻と答えるでしょう(歳がバレちゃいますね)。幼稚園に入った頃に母親がパート勤めを始めたので、4、5時間…

娘の結婚運は父親で決まる

家族関係に焦点を当てた書籍が目立つようになりました。家族を「病」とした視点で書かれた本もあって、こんなに世の中は「病」んでるのかと思うと気が滅入りそうになります。 『娘の結婚運は父親で決まる』は父親と娘の関係に焦点をあてたもので、著者の調査…

パンとスープとネコ日和

『かもめ食堂』の著者、群ようこの作品。こちらも映画化されました。 出版社勤めをしていた主人公、アキコは母の死後、仕事を辞めて母のお店をリニューアル・オープンさせます。以前の店の面影なく、メニューも一新。日替わりでサンドイッチ、スープ、サラダ…

カーネギーの名言集

アマゾンで「名言集」と検索すると数多くの商品がヒットされます。アニメや漫画のキャラクターたちも偉人に劣らず名言を残してくれる時代です。最近の名言集のタイトルを見ると、「心に響く」、「人生を変える」、「成功へ導く」とか、「愛の奇跡がおきる」…

日本の食生活全集

むかしむかし、あるところにおばあさんとおじいさんが住んでいました。おばあさんは囲炉裏に鍋をかけてコトコト煮込んでおりました...。 そんな雰囲気が漂う郷土食を紹介した『日本の食生活全集』。 何年か前の東京国際ブックフェアの農産漁村文化協会(農文…

マネー喰い

新聞を読む側の私は情報を受け身で得ています。でも、新聞記者たちがどのような取材を経て記事にしているのかまではわかりません。政治家を取り囲んでレコーダーを突き出して質問したり、背後に聞き耳立ててメモを取っている姿をテレビで見ても、それだけで…

ブックカバーとしおり

電子書籍が普及する中、アナログな私は紙の本派。ブックカバーやしおり選びは読書前の楽しみでもあります。 カバーの良さは本の汚れを防ぐのはもちろん、電車やバスの車内で読んだりするときにちょっと恥ずかしいタイトル(ってどんなタイトル?!)を隠してく…

般ニャ心経

最近、本屋さんにいくと、悟りや癒しの本が増えてきている気がします。それは私がそれらを必要としているから目がいくのか、それともキャッチーなコピーの帯やPOP広告に釣られているのか定かではありませんが、その中には宗教的な本も含まれていて「般若心経…