鈴の文箱

日々の雑感(覚書)、本のこと(ネタバレあり)

菓子パン or パン菓子 ?

 私は菓子パンが好きだ。学生時代は山崎製パンの「ナイススティック」にはまり、ねずみの国では、この会社がスポンサーだったこともあって、当時(80年代)の新商品だった「アップルパイ」をよく食べていた。飽きるまで食べたせいか、今ではどちらも疎遠である。

 中高年になってからのお気に入りは伊藤製パンの「頭脳パン」シリーズ。最近は見かけなくなってしまった。粒ピーナッツときなこクリームの2種類がお気に入りだった。

 私が通院している大学病院のキャンパス内にある購買部に「頭脳パン」を見つけたとき、ここの学生たちも食べているんだ~と勝手に親近感を持ったものの、実際、学生さんたちがそのパンを食べているのは見たことはない。せいぜい修学旅行の見学にきた中学生ぐらいである。まんまと大学生協マーケティング戦略にはまった自分の愚かさを実感した次第である。

 Wikiにも出ている頭脳パン。しっかりした生地のパンで、挟んであるクリームの量も自分にとって適量であるところが気に入っていた。

 新発売の菓子パンを見つけるとつい買ってしまう。しかし、パンが柔らかすぎたり、クリームの量が多すぎたりと、なかなか好みのものに出会えない。そういう商品をネットのレビューを見ると、たいてい「おいしい」と評判なのである。私の味覚が衰えているのだろうかと不安になる。

 山崎製パンの「三角サンド ホイップ」も好きだった。大きなパンでホイップクリームが少なめ。とにかく、「パン」が食べたいのだから、挟まれているクリームは1割以下でも構わない。このパンはライ麦粉も入っている。パサつくと感じる人もいるようだが、そのパサつきをクリームが補っていて私にはちょうどいい。

 その三角サンドも近くのスーパーでぱったり見なくなったが、つい先日、新商品として「三角サンド チョコホイップ」が並べてあった。パンもココア風味である。それもつかの間、新商品として並んでいたチョコホイップも賞味期限が近付いて割引商品となったのを最後に姿を消してしまった(涙)。

 そして次に現れたるが「ガリッとチョコアーモンド」

 商品説明によると

アーモンド入りのビスケット生地をのせて焼き上げたパンにチョコをコーティングしました。

 ここまでくると、菓子パンなのか、パン菓子なのかよくわからない。

 アンパンですら、ソロ活動より、バターやホイップとコラボの時代である。そんなことを嘆きながら、今日も菓子パン売り場をうろつくのであった。