鈴の本箱

本のこと、あれこれ(覚書)

100分de名著(人生の意味の心理学)

 今さらではありますが、2月のEテレ「100分de名著」でアドラーの『人生の意味の心理学 What Life Should Mean to You』をなんとなく見ていました。

アドラー『人生の意味の心理学』 2016年2月 (100分 de 名著)

  第3回目だったか、対人関係について岸見一郎氏が解説していました。承認欲求や共同体感覚など、興味深い内容が多かったので、とりあえずテキストを購入しました。アドラー初心者だったので、このテキストはわかりやすい手引書となりました。

 後日、話題になっている『嫌われる勇気』や『幸せになる勇気』をはじめ、「アドラー」のつくタイトルの本をいくつか手にとりましたが、ほとんどが研究者や学者たちによるアドラーの解説本でした。

 ふと、ショーペンハウアー氏の言葉を思い出しました。

 昔の偉大な人物についてあれこれ論じた本がたくさん出ている。一般読者はこうした本なら読むけれども、偉大な人物自身が書いた著作は読まない。

 またも、私の凡庸な脳みそ”を指摘するがごとく、「アドラー自身が書いた本を読め!」と喝を入れられた気分です。

  

 そこでアドラー自身の著書を検索すると、番組で取り上げられた著書『人生の意味の心理学』(岸見氏の翻訳)がヒット。アマゾンで一時的に在庫切れの表示が出ていました。

人生の意味の心理学〈上〉―アドラー・セレクション

 

 同じ著書で、高尾利数氏による翻訳本は絶版らしく、マーケットプレイスでは安いどころか高値になっていてびっくり。

人生の意味の心理学

 

 ならば、原書を読むしかないのかしら...と検索すると、Kindle版はかなりの廉価。

WHAT LIFE COULD MEAN TO YOU (Timeless Wisdom Collection Book 196) (English Edition)

 中身をちょっとのぞいてみましたが、原文を読破する自信はすぐに崩れ去ってしまいました。

  アドラー・ブームが終われば、翻訳版も原書と同じくらいの価格になるかしら...と淡い期待を抱きつつ、当分は『100分de名著』のテキストでしのごうと思います(笑)。