重たいテーマが続いたので、気分を変えて楽しい本を。表紙を見たとたん思わず頬が緩んでしまった写真集。
『必死すぎるネコ』写真:沖 昌之
写真家の沖 昌之さんは『ぶさにゃん』でおなじみです。糸井さんのコピーもいいですね。
ここに出てくるネコたちは野良です。里親に引き取ってもらえそうな愛くるしいネコとか、インスタ映えするような室内飼いの血統書付き箱入りネコたちとは一線を画すワイルドなネコたちの必死な姿を追った一冊です。
本来のネコの姿といいますか野性味たっぷりの行動は、かっこよくもあり、かわいくもあり、おかしくもあり、愛おしくもありで、言葉はいらない写真集です。「かわいぃ〜い」なんて言ったら、威嚇されそう(笑)
見ているとネコ社会に紛れ込んだ気分になります。どれも想像力をかきたてられるような写真ばかりです。
ネコの右手、荒れ具合からすると、百戦練磨のネコパンチ歴が伺えます。だけどグリーンの瞳はとってもきれい。
懸垂力もハンパない。足のつま先にも美しさに抜かりはない by 体操日本。
「あら、うちのコだってこれくらい」と思われる方もいるかもしれませんが、未熟な野良だとこんな感じ
びろ〜ん(爆)
狭い間をくぐり抜けようと必死に踏ん張る姿ですが、短い尾っぽで大事なものが丸見え。去勢したオス猫にとって幻のシンボル?!
飼いネコちゃんには刺激がつよいかも(笑)