鈴の文箱

日々の雑感(覚書)、本のこと(ネタバレあり)

障子張り

 障子張りはほぼ毎年やっていて、母との年中行事になっていた。母は年をとってから白内障のため透き通ったのりや白い紙がよく見えない。私が一人でやるよと言っても、本人はがぜんやる気満々なので手伝ってもらい、母の手はのりだらけになっていた。

 去年は、私がシクロスポリンの治療に切り替えたころで、副作用で気力&体力がまったくなくて、母も自分だけでは無理と思ったのか見送ることにした。

 今朝の朝刊に2つの表具店のチラシが入っていた。今年はやらなくちゃなぁ...と思いつつ、面倒臭さも頭をよぎる。この際、頼んでみようかなとチラシを見ると、1枚2000円、もう一つは2500円。低価格と書いてあるが、我が家は4枚の障子なので、8000円から10000円の出費となる。痛い。やっぱり痛い。

 今日は晴天。これは自分でやるしかないと、開店時間に合わせてホームセンターへゴー。早めのランチを終えて、障子張りにとりかかった。

 まず、障子紙をはがす。以前は霧吹きやら濡れスポンジとか使ったが、今は障子はがしなる商品がある。

 液だれも少なく便利。2年分のフィルター役だったはがした障子紙はかなり汚れていた。

 障子紙は「極め直兵衛」。これしか売ってなかったのである。とくにこだわりないが、柄物よりは無地が好き。「強さ約3倍」だが、母の部屋では1倍ほどの強度しかない(笑)

 そしてのりづけ。昔使っていた刷毛も数年前に卒業、今はワンタッチ。ガイドつきだから障子の桟にそわせて塗るだけ。

 乾燥した日だったので乾きも早く、4時間ほどで終了。部屋も明るくなって満足。

 節約はできたけど、中腰で作業していたため、腰と背中が痛い。つめたく冷えたパテックスが今日の疲れを癒してくれる。