鈴の本箱

本のこと、あれこれ(覚書)

憧れのお店屋さん

 すっかりご無沙汰のブログ。

 その理由はただ一つ、どの本も読み終えていないからです。

 「雨読」。梅雨こそ読書のはずなんですが、どういうわけかモチベーションが上がりません。今年は積読本をなんとか解消しようと試みているものの、どうしてこの本を選んでしまったのかと今さらながら後悔したり、そんな本を選ぶ自分のセンスのなさを実感したり...。

 気分転換に書店に行き、いつもはスルーするようなジャンルをゆっくり見ているうちに、「塗り絵ブック」のコーナーがいくたびに大きくなっていることに気づきました。

 河出書房新社の『やさしい大人の塗り絵』シリーズをはじめ、各出版社それぞれ塗り絵ブックを出していて、その数の多さに驚きました。

 

 「やはり日本人は『きいちのぬりえ』よねぇ」と言いそうなおばあちゃま向けのレトロなものから...。

きいちのぬりえ―仲良し編 (大判シリーズ)

 

 「いえいえ、セラピー効果の高いおフランスなコロリアージュよん」というオシャンティーな塗り絵ブックやら、

Art-thérapie : 100 nouveaux coloriages anti-stress

 

 「緻密でナンボ」の細かいものも。ここまで細かいとセラピー効果どころか、かえってストレスが溜まるのではないかと凡庸な脳みその私は思ってしまうのでした。それに乱視+老眼にこの細かさはちょっと辛い(苦笑)。

ねむれる森 夢いっぱいのぬりえブック

 

 書店の中にある文具コーナーも塗り絵ブックとコラボして、普段売れそうにないような36色や72色の高級色鉛筆や輸入品の本格的な色鉛筆がずらっと並んでいました。そのうち画材店も乗り出してくるかもしれません。

 豪華な色鉛筆を眺めているうちに、自分の机の引き出しに、何十年も眠っている地味な12色の色鉛筆があったことを思い出し、ちょっと試しにやってみようかなと選んだのがこの一冊。

 

 日本ヴォーグ社『憧れのお店屋さん』。

わたしの塗り絵BOOK 憧れのお店屋さん

  この本は表紙の少女がいろんなお店をめぐる内容になっています。本屋、ケーキ屋、仕立て屋、時計屋など、かわいらしいタッチで描かれています。シンプルな線が多いのでビギナーの私にはちょうどよかったです。

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 塗り絵をしながら、ストーリーを展開していくのが楽しいです。一人の少女がお店をめぐる設定ですが、店ごとに違う少女として捉えていくのもいいし、店をオカルト風に設定したり、少女をヤンキー風するとか(笑)。それはそれでおもしろいですよね。

 アンティーク風、モダン風、ポップ調など、塗り終えた絵からストーリーを展開していくのは新鮮な楽しみに思えます。一冊の塗り絵ブックからいくつもストーリーが生まれてくるかもしれません。

 単純に色を塗るだけと思っていた塗り絵ですが、こんなふうに創作のヒントを与えてもらえた一冊でした。

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