鈴の文箱

日々の雑感(覚書)、本のこと(ネタバレあり)

らくがき

 子供の頃に住んでいた団地の公園のコンクリート壁や舗道に、文房具屋さんで10円で売っていたろうせき(石筆)を買って、よく近所の子とケンケンパーの丸を描いたり、お花やちょうちょのお絵描きをした。摩擦や雨で数日間で消えてしまうので、らくがき禁止なんて注意されたことはなかった。今も売っているのかなと調べたら、建設用として売っていた(笑)

たくみ 石筆 太角 402

 小学校に入って、「入学おめでとう」と黒板いっぱいにチョークで描かれた絵を初めてみた。6年生が毎年描くことが決まっていて、かなり上手に描かれていて桜の花びらが舞っているような絵だった。

 そんなノスタルジーを感じさせる動画がある。David Zinnというチョーク・アーティストの動画だ。

 くずれたレンガやコンクリートのシミや割れ目、路傍の雑草などを活かしてかわいいイラストを描く。らくがきっぽさがあって親しみを感じる。


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 バンクシーのように社会的メッセージのあるのも悪くないけど、こういうほっこり系は観る人を和ませてくれる。摩擦や雨でいつかは消えてしまうが、その儚さが魅力なのかもしれない。