鈴の文箱

日々の雑感(覚書)、本のこと(ネタバレあり)

焼きそばパンとコーヒー牛乳

 発熱外来を診察して1週間経過。5日分の処方薬を飲み終えてから、3日経過。相変わらず食欲がわかないが、そうめん、そば、ひやむぎ、ときどきごはんのローテンションでなんとか食べる。喉がまだイガイガするため、水分の多いものを好んでしまう。

 今日、ほうじ茶を飲んだら、すこ~しだけ味がわかりはじめた。なんとな~くほうじ茶っぽいって感じ。

 パンがモソモソしていてダメだったのに、どういうわけかスーパーで「焼きそばパン」をランチ用に買ってしまった。ブリックパックのコーヒー牛乳と野菜ジュースと合わせて食べたかったのだ。高校の購買でよく買った組み合わせである。数十年ぶりといっていい。

 


 炭水化物×炭水化物のパンだが、コロナで消耗した体力のエネルギー源の補給だと思えば罪悪感はない(笑)。焼きそばの味などわからず、きっとまずく感じるであろうと思ったら、おいしいではないか。はさんである焼きそばは麺と色褪せた紅ショウガだけ、青のりすらない地味さだが、こんなにおいしいなんて!そしてコーヒー牛乳をゴクゴク。おお、これこれ、この味。気分はすっかり「孤独のグルメ」である。最後にこの偏りまくった栄養を補うつもりで野菜ジュースを飲む。ふしぎとトマトは生野菜でもおいしく食べられたので、ジュースもOK。

 「おいしかったぁ.....」としばし放心状態になったのもつかのま、携帯が鳴った。

 母の入院している病院からだった。退院予定は8月上旬と言われていたので、もしかして急にボケたか?それともリハビリがうまくいかないのか?と心配しつつ通話にでると、

 「お母様の退院許可が出ました!いつごろ、お迎えに来られますか?今週末でもよろしいですよ。」と明るいナースの声。

 へ?!どうしよう、私の体調がまだ万全じゃないよ...と不安に襲われつつ、

 「ああ、そうなんですか?予定では来月までって聞いてたので、早く回復してよかったですぅ」とこちらも明るく答えるが、不安は消えない。

 「そうなんですよ~、お母様、リハビリ頑張られて、整形外科の先生も、リハビリの先生もこれならってことで許可が出たんですよ~」

 先月の22日、コロナに罹る前だった。母の病院の15分面会の許可が下りて会いに行った。その翌日の夕方から体調を崩したので、当分、あの病院には行きたくなかった。

 そのときの母はまだ車イスだった。リハビリでは歩行器では歩いているようだったが、歩いている姿は見ることができなかった。エレベーターなしの階段が最大の課題だったので、それを確認した。

 「じゃ、もう、階段も問題なく登れるってことですか?」と聞くと、ナースが急にあたふたした。

 「えっと、私はリハビリ担当ではないので、ちょっとわからないんですが、今、カルテを見る限りだと、休みながらだと、階段は大丈夫みたいです。あとで、リハビリ担当者からお電話差し上げますね」といって、具体的な退院の説明に入った。

 その後、リハビリ担当者から電話なし。これは予定通りの退院だなと思った。母の帰宅後の自分の体力が心配だった。退院日は来週月曜日。あと1週間で自分の体調が回復することを祈るしかない。

 今日の焼きそばパンとコーヒー牛乳が元気を与えてくれますように(爆)