鈴の文箱

日々の雑感(覚書)、本のこと(ネタバレあり)

介護申請書類の提出

 昨日の午前は、自分の内科検診で都内の大学病院へ出かけた。昼前に終わり、ランチも食べずに地元の母の病院へ向かった。

 JR駅前の無料シャトルバスに乗り、前もって調べた母の病院のホームページに、1Fの相談窓口に「介護保険の相談」が書かれていたので、そちらに向かった。

 介護申請がいまひとつよくつかめていない。自分は何をすべきかが見えないのだ。

 何が何だかわからない人のイラスト(女性)

 ホームページに載っていた相談窓口のカウンターは外来予約と書いてあって対応中だった。しばらく待ったあと、介護保険申請について話したら「こちらは違いますよ」との答え。「ホームページに相談窓口に介護保険の相談って書いてあって、見取り図ではこのカウンターになってるんですけど、ちがうんですか?」と返すと、「ちょっとお待ちください」と受話器をとった。

 「5階の急性期病棟にいる患者さんのご家族で、介護保険の申請の相談というこで、この窓口に来ちゃったんですけどぉ。はい、なんか、早くって言われたらしいんですけど、病棟でいいですか?は~い」と受話器をおき、「病棟へ行って看護師さんとお話ください」とあしらわれた。目の前で「来ちゃった」と言われ、なぜかカチンとくる。きっと私はイラついているのだろう。

 その後、病棟のナースセンターに行き、ナースが対応してくれた。彼女は「申請手続きの案内」を1枚持ってきたが、彼女もよく把握してない様子だ。「すみません、説明不足で」と謝るナースだが、私は「いえいえ、これはナースの仕事じゃないですよね。お忙しいのにすみません」と返した。

 何の収穫もなくもやもやした気分で、駅まで戻り、近くのデパートの喫茶店でランチをとりながら、先ほどもらった「申請手続き案内」を読む。地域包括センターの担当者や病院側の話を思い出しながらすり合わせていく。

  •  地域包括センターの人:早くかかりつけ医を見つけること→救急搬送で現在入院している病院をかかりつけ医にするため早く担当医と話して申請することと急かされた
  •  病院側:介護については介護のコーディネーターが対応しますので、おそらくその者から連絡がいくといったが、まだ未知なる人である

 どちらも申請する側の私に必要なことがボコッと抜けていたことに、案内をじっくり読んで気づいた。それは

「介護申請書類」を市役所もしくは地域包括センターでもらい、必要事項を記入して市役所の介護保険課に提出すること(申請書類の提出先は市役所のみ)

 たったこれだけのことである。これを知らなったために何度も病院に行ったり、地域包括センターに電話をしていたのだ。必要事項は入院計画書に記載されている内容で十分だった。

 軽食をとっているデパートからそのまま市役所に向かうことにした。関係書類は手元にある。担当課の窓口の職員は親切で、改めて申請や認定までの流れ、こちらが用意するべきことなどを詳しく説明してくれた。無事に申請を終え、あとは認定の連絡を待つだけである。私がすべきことはたったそれだけだったのだ。

 最初から役所にくるべきだった。自分の手際の悪さをすごく反省した。