鈴の文箱

日々の雑感(覚書)、本のこと(ネタバレあり)

プリンセス

ディズニー実写映画『リトル・マーメイド』の主演女優が白人ではないということが物議を醸している。 www.disney.co.jp それが人種差別的な意味なのか、それとも原作に忠実ではないという意味なのか、様々な思惑があるようだ。 ディズニーのアニメ作品で白人…

らくがき

子供の頃に住んでいた団地の公園のコンクリート壁や舗道に、文房具屋さんで10円で売っていたろうせき(石筆)を買って、よく近所の子とケンケンパーの丸を描いたり、お花やちょうちょのお絵描きをした。摩擦や雨で数日間で消えてしまうので、らくがき禁止な…

焼きそばパンとコーヒー牛乳

発熱外来を診察して1週間経過。5日分の処方薬を飲み終えてから、3日経過。相変わらず食欲がわかないが、そうめん、そば、ひやむぎ、ときどきごはんのローテンションでなんとか食べる。喉がまだイガイガするため、水分の多いものを好んでしまう。 今日、ほ…

ahamoからirumoへ

昨日、スーパーで定番品を買っただけなのに、支払いのときに予算をわずかに上回ったことに気づいた。そういえば、月が替わって、7月から値上げの商品が3500品目余りあるようなことをラジオのニュースが伝えていたっけ。 近くのスーパーで、毎週月曜日に500…

持病との向き合い方

今朝の朝食後の服用で、発熱外来でもらった5日分の処方薬を飲み終えた。4日目ぐらいからカラ咳もだいぶ減って、夜中に目覚めることなく眠れるようなった。そして何よりもありがたいのが息切れをしなくなったことだ。 エレベーターのない4階までの階段が、…

トースター高跳び

久しぶりにテレビをつけたら、おもしろい番組を見つけた。 NHKの「魔改造の夜」である。 www.nhk.jp この番組を知らなかったが、今日で3回目だというので新番組なのだろう。 今回は「トースター高跳び」。お題が「ポップアップトースターで食パンをどこまで…

本厄年 前半まとめ

今から5年前、自分の運のなさを書いた→★ 今年の夏、還暦を迎える私は本厄。成人式以来の人生の節目の行事なのに、なぜ本厄なのかと突っ込みたくなる。めでたいのかそうでないか、よくわからない。 今年前半も、見事な本厄ぶりである。 1.母の入院 4月下…

勉強法 教養講座「情報分析とは何か」

ユーチューブの「日経テレ東大学」が終わってしまい、次は何を見ようかと右バーに並んでいるサムネールにホリエモンと佐藤優の対談があってなんとなく見ていた。 www.youtube.com 内容はワクチンの話題だったが、あのホリエモンが「さすが、ロシアは詳しいで…

受験必要論

購入したのは数か月前で、隙間時間に少しずつ読んで、今日、やっと読了。 『受験必要論』(林修 著) 受験必要論 人生の基礎は受験で作り得る (集英社文庫) 作者:林修 集英社 Amazon 病院帰りの丸善で衝動買いしたもので、このインパクトの強い表紙に「カバ…

LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる

あけましておめでとうございます。 今年、最初の投稿である。昨年は読書量が少なく、今年はそれを少しでも上回るようにしたい。 昨年から隙間時間にすこしずつ読み進めているのが、 『LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる 』(ケイト・マーフィ著、松…

来年の日記帳

2023年の手帳が出回っている。カレンダー、日記帳も年々発売が早くなっていて、100均すら8月下旬あたりから目にするようになった。クリスマスケーキやおせち料理に早割があるのに、手帳や日記帳に早割がないのは残念である。 さて、現在5年目に突入した5…

インナーマザー

先週、従妹が急死した。彼女は以前書いた記事「自分のついた嘘を真実だと思い込む人 - 鈴の本箱」で触れたK叔母の娘S子である。 「母という病/父という病 - 鈴の本箱 (hatenablog.com)」でも書いたが、S子は数年前にステージ4のがんが見つかり、他の臓器の…

こうやって、考える

以前から読んでみたいと思っていた外山滋比古の著作は数多く、どれを選ぶか迷いに迷ってきた。たとえば、ロングセラーの『思考の整理学 (ちくま文庫)』は、書店で何度か手に取ってパラパラとめくってみたが、読み切る自信がなく毎回見送っていた。他を探して…

透明水彩画

私にとってユーチューブの良さは自分に合った学び方を探しやすくしてくれたことである。 例えば、手芸。母が友達に誘われて通った編み物教室は最初に道具一式、毛糸も指定の店で買わされてずいぶん散財した。数年通っていたが、買った道具をすべて使い切った…

ジェイン・エア 10(一気にまとめ)

ずっと放置していたジェイン・エア。8年過ごしたローウッドを離れて、舞台はミスター・ロチェスターの屋敷のあるソーンフィールド。(以下ネタバレ) ジェイン・エア (上) (岩波文庫) 作者:シャーロット・ブロンテ,河島 弘美 岩波書店 Amazon ジェイン・…

自分の行いは自分にかえる

あけましておめでとうございます。 一般に黄金律と呼ばれる聖書の一節 なにごとでも人びとからしてもらいたいことは,すべてそのとおり人びとにもしてあげなさい (マタイ7:12、ルカ6:31) 学生時代、『キリスト教概論』の授業でこの一節を知り、「あなたがた…

整理整頓

年末、掃除や整理整頓に励むが、いまひとつ能率が悪い。自分の頭の中が整理されていないのが原因なので、参考になる本を検索する。「超」がつく整理本が目につくなか、ちょっと驚いた本があった。 『学校では教えてくれない大切なことシリーズ 整理整頓』 旺…

新ロシア語習字帳

最近、ふと気が付くと「ロシア」づいている。前回の記事にも触れたが、お気に入りのクラシック音楽の作曲家や演奏家はロシア系が多く、かぎ針編みでおしゃれな編み図を見つけたらロシア語表記だし、フィギュアスケートの衣装がすてきだなと思うとロシアの選…

1812年

久しぶりの投稿。もうすぐ12月。このころになると、どういうわけかチャイコフスキーの『大序曲 1812年』が聞きたくなる。大掃除するときにこれを聴くとなぜかテンションがあがる(笑)。 この作品の終盤あたりはCMなどの映像にも使われているので、聴いたこ…

こまねこ

寝る前にユーチューブで猫の動画を見るのがここ数カ月間の日課となっていたが、たまにはアマゾン・プライムで猫関連の作品でも見ようかと軽い気持ちでみたら、どっぷりはまって本まで買ってしまった。 『こまねこ えほん』 (ごうだ つねお著) プライムで観…

夜船閑話

難病治療を始めて数年が経ったが、今も薬の副作用と更年期症状、そして梅雨に入って体調は絶不調。とはいえ、コロナのワクチンすらためらっているのに、これ以上やたらと薬は飲みたくない。 そうなると、あとは怪しい民間療法?それとも気合?おばちゃん思考…

スマホ脳

話題の新書『スマホ脳』(著:アンデッシュ・ハンセン) 原題は「Skärmhjärnan」。グーグルで英訳したら「Screen Brain」と出た。おそらく、スマホに限らずPCやテレビなどのスクリーンの影響を指すのだと思う。 スウェーデンの精神科医が臨床現場や統計調査…

人は、なぜ他人を許せないのか

たまにテレビ番組で見かける著者の発言に興味があって購入した一冊。 『人は、なぜ他人を許せないのか』(著:中野信子) (以下、ネタバレ) SNS上で、芸能人や著名人のちょっとした行動や発言を、まったく見知らぬ他人がバッシングする現象を脳科学から分…

カルト集団と過激な信仰

久しぶりにアマゾン・プライムをのぞいてみると、興味深いドキュメンタリーがいくつかあった。その中の一つ。 『カルト集団と過激な信仰』(原題:Cults and Extreme Belief with Elizabeth Vargas)。 エピソードは7つ。 NXIVM(ネクセウム)啓発セミナーと…

ねこはるすばん

久しぶりに立ち寄った丸善本店。児童書売り場の壁面に、猫のイラストが複数飾ってあった。近づいてみると、「原画展」の文字。茶トラの絵にしばらく見入っていると、『なまえのないねこ』のイラストレーターの町田尚子さんの作品で、原画は新作『ねこはるす…

結局、自分のことしか考えない人たち

タイトルが興味深くて購入した一冊。 『結局、自分のことしか考えない人たち』サンディ・ホチキス著 江口泰子訳 原文の英語版『WHY IS IT ALWAYS ABOUT YOU?』 「自己愛」の言葉から発想するのは、自分大好き、自己中心、ぐらいしか思いつかなかった。しかし…

愛着障害 -子供時代を引きずる人々ー

『母という病 』『父という病 』を読んだときに知った「愛着障害」という言葉。 mtwood.hatenablog.com その「愛着障害」に焦点を当てた一冊。 『愛着障害 -子供時代を引きずる人々ー』岡田尊司著 「愛着とは」から始まる入門書的な内容でわかりやすく読み…

苦悶のkumon

ステロイド服用が2年経過し、副作用のつきあい方も慣れてきたが、くすりのせいなのか、加齢のせいなのか、頭の回転の鈍さを実感するようになった。 きっかけは2月上旬に新聞記載された難関中学校の算数問題。第一問の計算問題に挑んだが正解に到達できない…

令和時代の校長講話66実例集

新型コロナウィルスの影響がますます大きくなっている。3月冒頭からの学校休業で卒業式に関する計画変更を余儀なくされ、卒業する生徒さんはもちろん先生たちも困惑されただろう。 2年前にブログに書いた『校長式辞12か月』。もし、このような本を参考(…

ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日

アマゾン・ビデオで『世界一キライなあなたに』にサム・クラフリンが出ていたので目の保養(笑)に観ていたら、ただの恋愛映画とはちがってラスト・シーンはちょっとショックを受けた。 車いす生活の青年実業家と、介護のために雇われた女性の恋の行方は!?映…